10年くらい前からお客さまが殆ど来なくなったそうで、私が入った時はすでに常連のお客さまが4人から５人しか来なくなっていました。

チーママが65歳で、チーママのことが好きなおじいちゃんが来るだけで、私も週に2回は同伴していたのですが、若い女の子が居ないので、どんどんお客さまも来なくなり、今は週に３人来れば良い方になってしまいました。

２件隣に系列のラウンジがあって、ママが２件を経営していたのですが、去年に薬の副作用で病気になり、言語障がい者になるまではラウンジの方を手伝いに行く方が多く、ラウンジには若い女の子がたくさんいて、お客さまもたくさん来ていました。

しかし、一昨年の暮れから去年の頭にかけて、1番人気の女の子や、古くからいた女の子が次々と辞めていってしまい、お客さまもどんどん減っていって、ラウンジの女の子のお給料はもちろん、スナックの女の子やチーママのお給料、家賃、光熱費が丸々赤字の月が2年くらい続き、言語障がい者の私にママからLINEがあり、同伴の時だけの出勤にしてくださいとのことで、今は月に1回、2月に1回の出勤になっています。

私は自分で芸能プロダクションや、シンガーソングライター、作家として仕事や障がい者支援のお仕事をしていますので、生活に困らないのですが、ママは、スナックの方を閉める決断が出来ない私が悪いんだけど…と慰めてくれました。

ずっと、お給料をもらいに行くと言うより、発達障害で自閉を持っているので、それを克服したくてスナックに飛び込みました。

手強いお客さまもいましたが、2年頑張って溶け合うことができ、人間は鏡なのだなぁと改めて思わせられました。

お店には感謝しかなく、お給料も、もらった封筒のまましまってあったり、とにかく、ママとチーママ、お客さまを喜ばせたい一心で4年間働いて来ました。

出勤は殆ど出来なくなったものの、チーママはいま65歳で、パートしかして来たことがないので年金も殆どなく、できれば70歳くらいまでお店を閉めずに働けたらと思いながら、ラウンジの方もお客さまを戻したい、精神障害でも、言語障害でも、クビにしないで雇ってくれたお店に、ママに、チーママに頑張ってもらいたい！そう思って、すっぴんでミニスカで出勤していた年配の私が無謀なチャレンジをしました。

いざ来てみると、みんな若くて綺麗で、明らかに浮いていましたが、でも、結果はどうあれ、いい経験になると思います。

なかなか、障がい者のエントリーも珍しいとは思いますが、駅員さんに新橋が通じなくて大変でしたが、方向音痴の私が会場に辿り着き、ここまで来たら頑張るしかない！と思っています^_^